大阪YMCAとは
1. YMCAについて
1844年、ロンドンでジョージ・ウイリアムズら12名の青年により、キリスト教青年会(Young Men's Christian Association)として創立されました。産業革命による過酷な労働・生活環境に疲弊する若者たちが、生きがいを持って生きるための運動から始まりました。その後、ヨーロッパから全世界に広がり、現在では120の国と地域で活動を展開。およそ6,500万人の会員を有する世界最大規模の非営利組織です。
YMCAについては、日本YMCA同盟のサイトもご参考ください
2. 大阪YMCAについて
● 設立と教育事業
1882年(明治15年)創立。いち早く英語学校や予備校等の教育事業に取り組み、その先取的な取り組みの伝統は今日の専門学校、海外にルーツ持つ人々への日本語教育、通信制高校や中高生への支援教育、さらにはインターナショナルスクールや国際バカロレア教育を取り入れた日本初の公設民営学校の設立と運営へと引き継がれています。
● 青少年育成への貢献
また、日本で初めての体育事業を開始し、バスケットボールやバレーボールなど各種スポーツの日本への紹介と普及、日本初の組織キャンプの実施など、スポーツ・体育、健康活動、野外活動の分野で先駆的な役割を担い、青少年育成に大きく貢献してきました。このような「ユースエンパワーメント」の活動は、YMCAの重要な働きのひとつです。
● 0歳から100歳以上までのサポート
さらに、キリスト教保育と先進的な幼児教育に基づく幼稚園・保育園の運営など、子どもの成長に寄り添う「子育ち・子育て」の支援事業を行うとともに、高齢化社会の課題を担うためにシニア世代を中心にした、健康や生きがいサポートへの取り組みや介護施設・サービスの提供など「生活クオリティの向上」のための事業活動を地域や海外YMCAとの連携によって実施しています。
● 社会課題への取り組み
一方、地域のニーズに寄り添った活動を多くのボランティアと共に展開し「社会に貢献」する活動を展開しています。子どもや青年の成長の場となると共に、障がい児・者を始め現在関心の高まっている発達障がい児・者や不登校の子どもたちとその保護者への支援、プログラムも実施してます。
● ボランティア・協力者と共に
その他、YMCAの国際的ネットワークを活かし、グローバルな視点を持って活躍するユース世代のリーダーシップ育成、地震や津波などの災害救援や復興支援のための青年ボランティア派遣、いじめをなくすための啓蒙活動、子どもの貧困問題解決のための取り組みなど、国際理解や平和教育、人権教育、環境教育などの分野でも多くのボランティアと共に着実な活動を展開しています。
このようなYMCAの活動は、YMCAの活動や使命・理念に賛同してくださる多くの参加者の皆様、ボランティアの皆様、協賛企業、地域や行政、国内・海外のYMCAネットワークなど、数多のつながりによって、ますます強められ、広がっています。
3. 大阪YMCAの法人組織
財団法人格が設置される以前から公益活動が展開されてきましたが、行政の助言・指導によりそれぞれの法人格を有し、法に則って運営がなされています。
・公益財団法人 大阪YMCA
・学校法人 大阪YMCA
・学校法人 大阪YMCA学院
・社会福祉法人 大阪YMCA
大阪YMCAのあゆみ
年 |
大阪YMCA |
日本のYMCA・世界のYMCA |
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1844 | 世界最初のYMCAがジョージ・ウイリアムズによりロンドンに創立 | |
1845 | YMCA運動が、アメリカ、カナダ、スイス、フランス、ドイツ、オランダに広がる | |
1855 | パリで第1回世界YMCA大会が開催。世界YMCA同盟結成。「パリ基準」制定 | |
1863 | アンリー・デュナン(ジュネーブYMCA)国際赤十字社結成に奉仕 | |
1867 | 第5回世界YMCA大会 11月第2週をYMCA祈祷週として制定 | |
1880 | 日本で最初のYMCAが東京に創立・「青年」という言葉を創造 | |
1882 | 大阪YMCA、天満教会仮会堂で創立 第1回宗教講演会開催(西区新町の高島座) |
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1884 | 日本のYMCAで初の会員証発行(会員数92名) 河内大水害施療事業を行う |
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1886 | 初代土佐堀青年会館竣工 「大阪体育会」を組織(体育事業のはじめ) |
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1891 | アメリカのYMCAでバスケットボール創案 | アメリカのYMCAでバスケットボール創案 |
1893 | 大阪青年会夜学校開校 (国際専門学校のはじめ) |
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1895 | アメリカのYMCAでバレーボール創案 | アメリカのYMCAでバレーボール創案 |
1898 | 青年会館内に弓道場設置 土佐堀川を利用する端艇クラブ設立 |
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1901 | 20世紀大挙伝道開始 | 20世紀大挙伝道開始 市基督教青年会同盟結成 |
1902 | 初代常任幹事に安藤乙三郎就任 (有給職員の初め) |
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1903 | 日本YMCA同盟成立 | |
1907 | 撃剣部開設 柔道・剣道の道場開設 大阪YMCA初代総主事に佐島啓助就任 |
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1909 | 「北の大火」救済事業に着手 | |
1910 | 大阪YMCA、財団法人認可 「人事相談部」職業紹介事業開始 大阪高等予備校開設(YMCA予備校のはじめ) |
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1913 | 北米YMCA同盟F.H.ブラウン来日しバレーボール、バスケットボールの紹介指導開始 | |
1913 | 大阪YMCAでジョージ・グリーソンによりスカウト活動を展開(「大阪少年義勇団」の母体) | |
1914 | 「大阪少年義勇団」結成 | |
1916 | バスケットボールの指導を始める | |
1920 | 日本で最初の長期少年キャンプ(14泊15日)を六甲山麓・南郷山で実施 | |
1924 | 長期野外テント生活(21泊22日)を和歌山・箕島海岸で実施 | |
1925 | 土佐堀新会館竣工 | |
1926 | 「Yクラブ」(ワイズメンズクラブの前身)誕生 | |
1928 | 日本初の国際ワイズメンズクラブ大阪に誕生 | |
1929 | 大阪YMCA海外協会設立 本格的に海外移民運動に取り組む |
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1937 | 戦時体制に入る | |
1942 | YMCA、日本基督教団の所属団体に加盟させられる | |
1944 | 戦争のため会館を大阪帝国大学に貸し出す 英語学校、予備校とも全面休校 |
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1945 | ワイズメンズクラブ、聖書研究会などの活動を再開する | |
1950 | アベノ橋ブランチ(現大阪南YMCA・YMCA学院高等学校)開設(日本で初のブランチ) | |
1951 | 六甲キャンプ場(現六甲山YMCA)開設 | |
1952 | 「大阪YMCA賛助会」発足 | |
1954 | 準学校法人大阪YMCA認可 | |
1962 | 豊中地域事業センター(現北YMCA)開設 | |
1965 | 堺YMCA開設 「体育が好きになる教室」開設 |
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1968 | 阿南国際海洋キャンプ場(現阿南国際海洋センター)開設 | |
1969 | 日本語学校(パートタイムコース)開設 | |
1971 | くずはYMCA(現枚方YMCA)開設 | |
1973 | 第6回世界YMCA同盟総会で「カンパラ原則」採択 | |
1976 | 学校法人大阪YMCA学院認可 YMCA松尾台幼稚園開園 |
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1978 | 高槻YMCA開設 | |
1980 | 大阪YMCA語学専門学校(国際専門学校の前身)、専修学校認可 | |
1982 | 大阪YMCA100周年 3代目土佐堀会館竣工 |
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1984 | 大阪YMCA会館として3代目の建物が土佐堀に完成 | |
1985 | 全日制日本語学科開設 | |
1991 | YMCAしろがね幼稚園開園 | |
1993 | 弁天町オーク200内にウェルネスクラブヴェクセル(後のみなとYMCA)開設 | |
1995 | 阪神・淡路大震災の救援活動実施 | |
1996 | 社会福祉法人大阪ワイエムシイエイ福祉会認可 | |
1997 | 高齢者支援施設YMCAサンホーム開設 | |
1998 | 第14回世界YMCA同盟委員会で「チャレンジ21」採択 | |
1999 | チャイルドケアーセンターを長居センターに開設(保育事業のはじめ) | |
2001 | 大阪YMCAインターナショナルスクールをみなとYMCAに開設 大阪YMCA「VISION 2010」制定 |
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2002 | YMCA学院高等学校開校 準学校法人を学校法人へと組織変更 大阪YMCA学院上町校舎(現.YMCA学院高校校舎)開設 |
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2003 | 紀泉わいわい村開所 日本YMCA同盟100周年 |
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2005 | 国際専門学校高等課程表現・コミュニケーション学科新設 第10回スリランカLOVE&AFFECTION CAMPにて津波・内戦被害の青少年キャンプ実施 日本YMCA教育交流センターを韓国ソウルに設立 |
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2006 | YMCAとさぼり保育園開設 YMCAかわにし保育園開設 | |
2007 | 大阪YMCA125周年 | |
2008 | YMCAあわざ保育園開設 堺市立青少年センター・堺市立青少年の家を指定管理者として運営開始 |
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2009 | 教育交流センター台北オフィスを開催 インターナショナル・キャンプ・カウンセラー・キャンプin OSAKA(ICCCPO)開催 |
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2010 | 大阪市いきいきエイジングセンター受託運営開始 | |
2011 | 財団法人大阪キリスト教青年会から公益財団法人大阪YMCAへ移行認定 YMCAまつおだい保育園開設 YMCA志紀デイサービス開設 東日本大震災支援活動開始 |
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2012 | 大阪YMCA創立130周年 YMCAしろがね保育園開設 子育て支援事業「ぶどうの木」開設 大阪YMCAインターナショナルスクールIB(インターナショナル・バカロレア)認定 |
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2013 | 台湾(台中市・南投県)での介護予防指導者育成事業開始 東アジアYMCA協力機構(East Asia YMCA Urban Network)第1回協議会開催 大阪YMCAにて開催 大阪YMCA英語幼児園(天王寺)開設 新会員制度による最初の大阪YMCA大会開催 |
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2014 | 大阪YMCA英語幼児園(土佐堀)開設 YMCAたかつきあま保育園開設 |
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2015 | 第1回グローバルユースカンファレンス開催(六甲山YMCA) | いじめをなくすキャンペーン「ピンクシャツデー」を開始 |
2016 | 東南アジア教育支援プロジェクト開始(マンダレー:こども園事業) 水上安全プログラム開始(全国YMCA) 第36回聴覚障がい青少年国際キャンプを六甲山YMCAにて実施。 |
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2017 | 大阪市不登校通所事業「サテライト平野」開設 YMCAブランディングプロジェクトによる新ブランド公開 |
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2018 | かわにし保育園を認可小規模保育園として再スタート | |
2019 | 日本初の公設民営型中高一貫校「大阪市立水都国際中学校・高等学校」開校 大阪市不登校通所事業「サテライト旭」開設 |
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2020 | 大阪YMCA日本語教育センター設立 | |
2023 | 和泉市立青少年の家を指定管理者として運営開始 | |
2024 | 和泉市サン燦プールを指定管理者として運営開始 |