年間聖句・讃美歌
YMCAはキリスト教の精神を大切に活動しています。
折々の歩みの中で、聖書のことばや讃美歌に、ある時は励まされ、勇気づけられ、ある時は深く考えさせられながら、YMCAに集う皆さまと共に希望に向かって成長を続けたい。そんな思いで、YMCAに集う人々が親しみを持って口ずさめる年間聖句と讃美歌を毎年選定しています。
2024年度 年間聖句
The Annual Scripture
希望は失望に終わることはない。
ローマ人への手紙5章5節(口語訳)
聖書で読む(外部リンク:YouVersionサイト)
【選考理由】
先が見えず、不安な世の中ですが、私たちに希望と勇気を与えてくれる聖句です。辛い時、暗闇の中にいるように感じる時、希望の灯火が見えたら生きる力が湧いてきます。願わくばYMCAの活動がその灯火になりたいという思いを与えられます。
※年間聖句として、より力強い表現である口語訳を採用しました。
2024年度 年間讃美歌
The Annual Hymn Song
新生讃美歌 73番「善き力にわれ囲まれ」
【選考理由】
ナチス・ドイツ下で弾圧を受けながら最後まで信仰を貫いた神学者ボンヘッファーの獄中書簡が元になった歌詞です。争いや自然災害、弾圧や不正義、また生きづらさによって悩み、時に諦めを強いられるような現代社会で、神様による希望の光を待ち望み、自分と周りの人々の可能性を信じて歩もうとする力強い讃美歌です。
善き力にわれ囲まれ
守り慰められて
世の悩み共にわかち
新しい日を望もう
過ぎた日々の悩み重く
なおのしかかる時も
さわぎ立つ心しずめ
み旨に従いゆく
善き力に守られつつ
来るべき時を待とう
夜も朝もいつも神は
われらと共にいます
たとい主から差し出される
杯は苦くても
恐れず感謝をこめて
愛する手から受けよう
輝かせよ主のともし火
われらの闇の中に
望みを主の手にゆだね
来るべき朝を待とう
善き力に守られつつ
来るべき時を待とう
夜も朝もいつも神は
われらと共にいます
『新生讃美歌』
編集・出版:日本パブテスト連盟(2003年)