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海外研修・交流

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大阪YMCAでは、グローバルな視野でYMCAの活動や業務を捉えることを目的に海外ネットワークを活かして、若手職員を対象に、海外研修を行っています。
また研修を目的とした国際会議にも若手職員を派遣しています。

海外出向研修(メトロポリタンYMCA シンガポール)

公益財団法人大阪YMCA ウエルネス事業 山口 ひかる

2021年から2年間、メトロポリタンYMCA シンガポール・ジャパニーズセクションでプログラムマネージャーをしていました。シンガポール在住の日本人の子どもたちやローカル(現地)の養護施設に通う子どもたちを対象としたウエルネスプログラム、およびファンドレイジング(寄付)・地域ボランティアのYMCA 活動に取り組んできました。
 シンガポールの街には、中華系の寺院があり、インド街が広がり、ヒジャブを被ったムスリム女性がいたりします。また、それぞれの宗教の祝日が定められ、英語・中国語・マレー語など様々な言語を話す人が集まっています。
このように多民族・多文化が共存している国のためか、シンガポールに暮らす人々は、互いを受け入れる力が強いと感じました。
 異なる宗教的・文化的背景を持つ子どもたちと一緒にキャンププログラムを実施した際には、時間の使い方が違ったり、プログラムへの価値観が違ったりと、戸惑いを感じたこともありました。
しかし、お互いが少しずつ歩み寄って同じ時間を共有することで、普段できない経験をすることができ、新しい気づきを得ることができました。“互いを受け入れる” ことを大切にしたプログラムを展開していくことが、互いに尊重し合い、力を合わせて明るくあたたかい地域社会を形成していくことにつながっているのだと改めて感じました。帰国したいま、日本の文化とシンガポールで感じたことを互いに組み合わせて、YMCA 運動を進めていきたいと思います。
食会では、大阪YMCA代表でスピーチをしました。

大阪YMCAでは、海外パートナーシップYMCAと協働して、私のような若手スタッフに国際的な研修に参加するチャンスが与えられています。

右から4番目が山口スタッフ

6YMCA協議会参加

学校法人大阪YMCA ランゲージセンター 事業長 中島 茜

6YMCA 協議会は、ソウル・台北・香港中華・メトロポリタンシンガポール・ホノルル・大阪の6つのYMCA からなる、平和の構築と友好をベースにした会議です。
 今年度は2023年10月24日(火)からソウルで行われ、メンタルヘルスをメイントピックに各YMCA の取り組みが共有されました。SNS を取り入れたオンラインカウンセリング、自分の思いを文字にすることで気持ちを整理していく日記の開発など、興味深く参考になるものが多くありました。
 また今回は、120周年を迎えたソウルYMCA の記念式典も続けて開催され、さらに多くのYMCA から来賓が招かれました。式典に出席されたミャンマーのヤンゴンYMCA の総主事は、「このようにYMCA のつながりを絶やさないことが、今、大変な思いをしている自国のユースたちの未来につながると信じている」とお話しされていました。
 私自身も両方のイベントを通じて、YMCA のつながりを強く感じることができました。協議の場ではどんなアイデアにも耳を傾けられ、受け入れられている温かさがありました。
 皆さまにも、そのような体験をしていただけるよう、世界につながる事業を展開していきたいと思います。

右端から2番目が中島スタッフ

学校法人大阪YMCA 英語幼児園土佐堀園スタッフ 吉岡 祐理 

2022年11月1日(火)から11月4日(金)までシンガポールで「6YMCA協議会」が開催されました。香港中華、ソウル、ホノルル、台北、メトロポリタンシンガポール、大阪の6つのYMCA から22名が情報交換やフェローシップ(志を同じくする仲間意識)を再確認するために集まりました。例年は年に1度開催されますが、コロナウイルスの影響により3年ぶりの開催となり、大阪YMCA からは私を含め4名が参加しました。
 各YMCA のコロナ禍の状況共有や、「社会貢献」というテーマを軸に現地のYMCA や行政と企業の共同事業などが行うサービスの見学や体験をするプログラムが組まれていました。協議会全体を通して、大阪YMCA には家族の様に支え合える海外のYMCA が5つもあることを知りました。ディスカッションや交流の中では、同年代のスタッフ同士でそれぞれの現場で交流できる機会を模索し、新しいフェローシップが作れたことに感動しました。今回できたつながりを今後も大切にしながら、さらに強めていきたいと思います。

右端が吉岡スタッフ