ブラインドメンター養成講座

Blind Mentor Training Program

視覚障がい者が 社会で
輝くスキル を身につける!

YMCAきらり☆ことばプラスでは、視覚障がい者の皆さまが就労できる機会をつくりたいと願い、企業や学校などで表現・コミュニケーション研修の講師(ブラインドメンター)となるためのスキルと知識、そしてマインドを学ぶことができる「ブラインドメンター養成講座」を開講しております。
人と積極的に関わることが好き、お話しすることが好き、言葉に対して関心があるという方は、ぜひご受講を考えてみてください。
 
 
 

1. ブラインドメンターとは?

企業研修で活躍するブラインドメンター
見える人(晴眼者)は、日常の中で、見えているからこそ気がつかず、通り過ぎていることがたくさんあります。
“見えない・見えにくい”視覚障がい者であるあなただからこそ引き出せる力と提供できる視点があります。それは、一人ひとりの中に眠っている想像力と新しい視点。
 
視覚障がい者の“見えない・見えにくい”というマイナスと捉えられやすいその「特性」によって、普段は気がつかない視点から、目では見えない言葉で様々な問いを投げかけ、見える人(晴眼者)が普段は見落としてしまいがちな新しい視点に立つことを促し、そこから想像できることを多様な言葉や表現によって顕在化させることができます。
 
「見えない力を引き出す」 それがブラインドメンターの隠された力です。
 
 
 

2. ブラインドメンターの役割

研修をリードするブラインドメンター
このブラインドメンターの力を企業の社員研修や学校などの表現・コミュニケーション研修において発揮することができます。
“見えない・見えにくい”皆さんが研修参加者(晴眼者)の立場を慮りながら、様々なワークを通して、表現・コミュニケーションを楽しく進めていくファシリテーター(促進する人)という役割を担うことができます。
 
 
 
 
 
ブラインドメンターは、表現・コミュニケーション研修において、次のような役割を果たします。
 
① 研修参加者が視覚的情報を言語化し、イメージを膨らませるためのさまざまな質問を適切に投げかけます。
 
② 研修参加者が説明に苦心している時には、より応えやすい質問に言い変えたり、別の角度から質問をしたりしてコミュニケーションをスムーズに行えるように促します。
 
③ 研修参加者からイメージしやすい表現や説明がされた時は、参加者に端的に良いところを 伝え、参加者のモチベーションを高め、さらに積極的な発言ができるように働きかけます 。
 
④ ワークの後で、うまく説明できた点、難しかった点などを参加メンバー一人ひとりに確認しながら、互いの視点の違いや共通点について気づくことができるように共有を促します。
 
 
 

3. 養成講座で身につける力とスキル

ブラインドメンター養成講座で学ぶ視覚障がい者
視覚障がい者であれば、誰でもすぐにブラインドメンターになれるという訳ではありません。
その力は適切なトレーニングをしっかり時間をかけて受け、実習を繰り返すなかで育まれます。
YMCAきらり☆ことばプラスでは、そのためのトレーニングを行い、所定の課程を修了した方には、修了証が発行されます。
 
①ブラインドメンターとして身につける力
ブラインドメンター養成講座で身につけるのは、ひと言で言うとよりよいコミュニケーションを創り出す力です 。
そして、その中で最も基本となるのは、相手の立場に立つ心、そして心の柔軟性です 。
相手に言葉を投げかけられたら、まず相手の立場を第一に考えられること。それを原点とする様々なトレーニングを実践的に行っていきます。
 
②スキルトレーニングの一例
コミュニケーションの中で相手側に立った言葉をスピーディーに考えるスキルを身につけるために多様なトレーニングを行います。例えば、次のようなトレーニングがあります。
 
◆1つの言葉や表現から、より多様な言葉や表現を紡ぎ出し、イメージを広げると共に、それぞれの表現の意味やイメージの違いについて意識的に考えるトレーニング
◆自分の持っている情報をできるだけ分かりやすく、イメージしやすいように表現し説明するトレーニング
◆与えられた情報から、さらにより広く深い理解が得られるように相手に質問するトレーニング
◆研修参加者の緊張を解き、研修に前向きになるような言葉を投げかけるトレーニング
◆研修参加者が発した言葉の意図に寄り添いながら、よりポジティブに言葉を投げかけるトレーニング
 

講師からのメッセージ

石川佳子チーフプロデューサー(ブラインドメンター養成講座講師)
石川 佳子
ブラインドメンター養成講座 講師
きらり☆ことばプラス
チーフプロデューサー
 
 
 
 

4. ブラインドメンター養成講座募集要項

①開講期間・時間

2026年10月31日(土)~2027年2月27日(土)
上記期間の土曜日 全6日間 合計30時間
詳細は②開講スケジュールをご覧ください。
 
受講時間:9:30~15:30(午前2.5時間、午後2.5時間  1日5時間)
 

②開講スケジュール

回数 日時 授業時間 時間数 備考
第1回 10月31日(土) 9:30-12:00, 13:00-15:30  5時間   
※ 11月3日(土) 10:00-15:30 5時間  とさぼりカーニバルにブース出店
第2回 11月14日(土)  9:30-12:00, 13:00-15:30   5時間  
第3回  12月5日(土)   9:30-12:00, 13:00-15:30  5時間  
第4回  12月26日(土)  9:30-12:00, 13:00-15:30  5時間  
第5回  1月9日(土)  9:30-12:00, 13:00-15:30  5時間  
第6回  1月23日(土)  9:30-12:00, 13:00-15:30  5時間  
補講 2月13日(土) 9:30-12:00, 13:00-15:30 (5時間)  
修了式/補講 2月27日(土) 9:30-12:00, 13:00-15:30 (5時間) 午前:補講、午後:修了式、1、2期生との交流会あり


 

③会場

大阪YMCA会館(大阪市西区土佐堀1-5-6) 5階会議室
 

④募集定員

10名 
*受講希望者が最少受講人数に満たない場合は、開講されない場合があります。(最少受講人数  4名)
 

⑤受講資格

下の【受講申請にあたっての留意事項】の内容に同意いただける視覚障がい者の方。
ただし、重複障害の方についてはご受講いただけません。
 

【受講申請にあたっての留意事項】
ブラインドメンターの資質として最も重要なことは、相手の立場に配慮し、相手の目線に立ったコミュニケーションを行うことです。
ブラインドメンター養成講座は、単に表現・コミュニケーションを学ぶための講座ではありません。視覚障がい者の方がブラインドメンターとしての資質を身につけ、同時に表現・コミュニケーション研修の講師としてのスキルを身につけ、受講後は、ブラインドメンターとして、企業や教育機関で実施される研修を担当していただことを前提としています。
そのため、受講申請をされた方には、予め面談をさせていただいた上でご受講いただけるかを判断させていただきます。相手の立場への配慮が難しい、コミュニケーションに対して消極的と判断される方については、ご受講いただけない場合もございます。

 
 

⑥受講料

40,000円 (減免申請が適用された場合は20,000円)
※受講料減免制度について
現在就業されていない方、または就業されていても受講料のご納入が困難な方については、大阪YMCA支援金制度を活用して、受講料減免申請をしていただき、審査の後、半額減免を受けることができます。ただし、ご納入が可能な方は、講座の安定した運営のため納入にご協力をお願いいたします。
減免については、受講申込みの際に同時に申請が可能ですが、その適用可否については、内部審査による決定後にお知らせいたします。
 
 

⑦受講申込み

 

a. 受講申請フォームでお申込みの場合

こちらのページのフォームからお申込みください。
 

b. メールで申請される場合

下のメールアドレスに必要事項をご記入の上、お申込みください。
受講料の減免を申請される方は、フォーム内の項目に記入していただくか、
メールで申請される方は、下の必要事項をご記入の上、お申込みください。
 
宛先メールアドレス:cotoba-plus@osakaymca.org
 
メールで申請される方は、以下の項目を明記してください。
 

  • 氏名(ふりがな)
  • 生年月日(西暦)
  • メールアドレス
  • 携帯電話番号
  • ご住所(郵便番号から)
  • 受講料の減免申請をするか、しないか
  • 減免申請を希望する場合はその理由をできるだけ具体的に記載してください。
  • 本講座をどこで知りましたか?以下から選んでください。
    • ホームページ
    • 紙のチラシ・案内
    • YMCAからのお知らせ
    • 友人・知人からの紹介
    • この講座の関係者から情報を得た
    • マスコミ報道
    • その他( )

 
受講申込み締切:2026年10月17日(土) 
※定員となり次第、締め切らせていただきます。
 
 


ブラインドメンター養成講座の講師を担当しています石川佳子です。
私は、見えない見えにくい中でメルマガや書籍の創刊編集、視覚リハビリテーションでの文章講座など、さまざまな文章表現に取り組んできました。
 
見えない見えにくいと情報を獲得するには言葉でのやりとりが欠かせません。この私たちの「いつもの力」を使って、社会に貢献できるスキルを磨いてみませんか。
言葉での説明や質問をすることを日常的に必要としているからこその力をもとに、さらに表現の引き出しをひろげ、表現のスキルアップができるのが、ブラインドメンター養成講座です。
 
また、講座では対話による「聴く力」のトレーニングに力を入れています。聴いて理解することが日常的に求められているからこそ、この力をさらにブラッシュアップして、「相手も自分も大切に対話する」コミュニケーション力につなげていきましょう。
 
豊かな表現力と聞く力のブラッシュアップを、ユニークなワーク体験を通して提案しています。見えないならではのバリアバリュー、おもしろくて熱い、それがブラインドメンター養成講座です。
 

修了生の声

ブラインドメンター養成講座を修了した皆さまから受講した感想やこれからの希望について語っていただきました。

日本松 啓二 さん
ブラインドメンター養成講座 第1期修了生

第1期生としてブラインドメンター養成講座に参加しました。
全6回行われる講座でしたが、いきなり2回目からすでに予定が入っている所用があり欠席となり、都合2回、講座を欠席することとなりましたが、そのような方々に配慮して準備していただいた補習の講座を受けて、無事に修了することができました。
会社を退職して半年ぐらいたってから受けた講座で、年齢差のあるいろいろな方々に交じっての参加。頭の回転含め、ついていけるのかなど、多少の不安がありましたが、今まで受けたことのない内容と初めての体験に新鮮な感覚を覚え、集中が途切れることなく楽しく受講することができました。
また、最寄りの駅から会場までの行き帰り、会場内でのサポートなどにも細かく気配りしていただき、安心して受講することができました。
YMCAの皆様、本当にありがとうございました。
これを機会に、この講座で学んだことを生かして、社会貢献のお手伝いができればと思っています。

岡本 弘子 さん
ブラインドメンター養成講座 第1期修了生

「寄り添う心を言葉とともに」
 
ある行動分析の専門の先生がセミナーで受講生に質問されました。
「人は誰の話だとちゃんと聞くでしょうか?」
尊敬する人・信頼できる人・好きな人など、いろんな答えが出ましたが、その先生はおっしゃいました。
自分の話をちゃんときいてくれる人だと。
 養成講座を受講する中で講師の先生は、いつもちゃんと一人ひとりの発した言葉を拾ってくださり、受け止めてもらえている喜びを感じていました。
 相手にどう向き合うのか、この表現はどんな受け取りをされるのか、私は想像力を持って言葉を扱いたいと思っています。
 人とのつながりや言葉の持つ力、改めて素敵だなと感じられた素晴らしい講座でした。感謝しております。

三宅 景子 さん
ブラインドメンター養成講座 第1期修了生

「寄り添う心を言葉とともに」
 
ひょんなきっかけから、このブラインドメンター養成講座に参加することになったのですが、社会人になってから、視覚障害者となってしまった私にとって、この養成講座はとても意味のある有意義な講座となりました。
視覚障害者が一般企業で価値ある存在となるという、キセキを感じさせてもらいました。
将来、メンターとしての仕事をせずとも、人生においてとても役にたつ講座だと感じます。
とにかく刺激的で楽しい時間でした。
ぜひ多くの方にこの講座を経験してほしいと感じています。

濵﨑 雄三 さん
ブラインドメンター養成講座 第1期修了生

普段、何気なく使っている言葉を見つめなおし、どのようにコミュニケーションを通して距離を縮めていくか。
表現の工夫、寄り添いのコメント、説明の大切さなど、講師や共に学ぶ受講者から、多くの気づき・発見を得ることができました。
自身では思いつかないような発想を得ると、初対面の方々と接する場面はもちろん、家族や友人、職場での会話でも生かせる幅が広がります。
ぜひ、多くの方が、考え、吸収し、想像を膨らませる楽しさを体感され、ブラインドメンターの仲間が増えていくことを願っています。

幸田 麻由 さん
ブラインドメンター養成講座 第1期修了生

何を学ぶのか、どんなスキルが身に付くのか、「表現力を磨く」というキャッチフレーズに引かれて申し込んだブラインドメンター養成講座。
講座では、連想ワードや短文作成、エピソードトークなど、様々な課題に取り組みながら、表現力を学ぶとともに、相手を尊重して傾聴するというコミュニケーションの根幹を学ぶことができました。
「次はどんな課題が飛んでくるのか」とドキドキしながら講座に臨むこともシバシバ。仲間の発想に刺激を受けたり、笑ったり、みんなでうなづいたり。難しいことをしているはずなのに、楽しい。頭は疲れているのに充実感に満たされる。
講座を通し、改めて日本語の美しさに気づくことができたことも大きな収穫です。コミュニケーションをより豊かにする技術を学ぶことができ、仕事にも生かすことができています。また受けたくなる魅力あふれる講座です。

木村 朱美 さん
ブラインドメンター養成講座 第1期修了生

ブラインドメンター、それは見えないことで、晴眼者から表現力を引き出す人。
晴眼者の中に眠っている表現力を引き出して、ひとつひとつの言葉が持つ輝きを共有するミッション。
養成講座では、言葉という魔法を使い、視覚障害者自身も豊富な表現力を養うことができました。そして、それを晴眼者と共有することでお互いの表現力を豊かにできます。
講座中は、志を同じくする仲間たちと励まし合い、楽しく学ぶことができました。
視覚障害者の新しい就労モデル、見えないことを武器にして、価値を見出す仕事を一緒にやりませんか?みなさんのチャレンジを待っていまーす!

岡田 太丞 さん
ブラインドメンター養成講座 第1期修了生

まずは、ブラインドメンター養成講座を終えて、「きらり☆ことばプラス」プロジェクトにつけるキャッチフレーズとして、
「AI時代にこそ必要とされる、人の持つ生きたコミ力を引き出します」
YMCAきらり☆ことばプラス、としました。
養成講座を通して、改めて人の持つ表現・言葉がどれだけ人の心を動かすかを再認識しました。恐らく、AIでは人の心はここまで動かないと思います。
AI時代に無くなるものがあると言われますが、人が人である限り、感情を持つ生き物である限り、無くしてはならないものを「救い上げる」救世主に我々視覚障害者がなるのでは?と本気で思いました。
まさしく「見えない力の持つ魔法」です。
それも見えている晴眼者と我々ブラインドメンターとの間でしか生まれない「奇跡の表現」。その「奇跡」を見つける旅に一緒に出掛けましょう。

貝 容子 さん
ブラインドメンター養成講座 第1期修了生

第1期生のブラインドメンター10名の仲間と共に養成講座を終えて、感動の修了式でした!終了証をいただいて、とっても感慨深く、うれしい気持ちでいっぱいです。このプロジェクトにご支援いただきました大阪YMCAのみなさまに心より感謝申し上げます。
今後は、大阪YMCA内はもちろん、関係企業や教育現場などでの「表現・コミュニケーション研修実施に向けて、仲間と共に「ブラインドメンター」としての歩みを進めてまいります。これからもご支援・ご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。
そして、養成講座を共に実践いただいたブラインドとYボランティアのみなさま!本当にありがとうございました!
みなさまとの出会いとご縁に感謝です。

お問い合わせ

きらり☆ことばプラス 

 
〒550-0001 大阪市西区土佐堀1-5-6
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06-6441-0894 

 

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