ブラインドメンター(視覚障がい者)による 表現・コミュニケーション能力向上プログラム ブラインドメンター(視覚障がい者)による
表現・コミュニケーション能力向上プログラム
企業での表現・コミュニケーション研修 企業での表現・コミュニケーション研修 企業での表現・コミュニケーション研修 企業での表現・コミュニケーション研修 学校・教育機関でのコミュニケーション研修 学校・教育機関でのコミュニケーション研修 学校・教育機関でのコミュニケーション研修 学校・教育機関でのコミュニケーション研修 ブラインドメンター養成講座 ブラインドメンター養成講座 ブラインドメンター養成講座 ブラインドメンター養成講座 ボランティア活動 ボランティア活動の推進(歩行介助) ボランティア活動の推進(歩行介助) ボランティア活動の推進(歩行介助)

"見えない"力が持つ魔法

きらり☆ことばプラスは、視覚障がい者が社会で働き、活躍できる機会をつくるプロジェクト。
視覚障がい者であるブラインドメンターが、まったく新しいアプローチによって、企業や学校で表現・コミュニケーション能力の向上を図るプログラムを実施し、視覚障がい者と晴眼者が共に創り出す価値(プラス)を提供します。
見えない力の持つ魔法で。
 

ことば (プラス)
"伝える・伝わる" 新しいコミュニケーション研修

見えることを前提として成立する私たちのコミュニケーション。SNSや動画視聴などでますます言葉による伝達や表現の機会が失われていませんか?

きらり☆ことばプラスが提供する表現・コミュニケーション研修は、まったく新しいコミュニケーション能力向上支援プログラム。トレーニングを受けたブラインドメンター(視覚障がい者)による100%言葉によるコミュニケーションワークによって、あなたの中に眠る "きらり" と光る言葉や表現が引き出される時、よりよく伝える・伝わることの喜びがお互いの心に広がっていくでしょう。
 
 
 

創案者からのメッセージ

 
 
 

岡田 太丞

ブラインドメンター創案者
きらり☆ことばプラス プロジェクトディレクター
 
大手銀行社員。海外赴任先のタイで交通事故に遭い両目失明。その後、苦難の社会生活の中で視覚障害者の就労状況を変えようと視覚障害者就労相談人材バンクを立ち上げ、視覚障害者からの相談、企業とのマッチングなど雇用機会を増やす活動に奮闘。ブラインドメンターを創案し、2024年に大阪YMCAと協働プロジェクト「きらり☆ことばプラス」を立ち上げる。

 こんにちは。岡田太丞です。
 この度はYMCAきらり☆ことばプラスのサイトにアクセスいただきありがとうございます。創案者としてご挨拶申し上げます。
 
 まず、私自身、視覚障がい者です。見え方は、左は見えなく、右は光覚です。日頃は会社員として働いております。職場では音声ソフトをインストールしたパソコンで仕事をしております。以下、音声パソコンとしておきます。
 

きらり☆ことばプラスの発足

 日本でも、昨今、障がい者の雇用者数は増えております。ただ、残念ながら、そこに視覚障がい者が抜け落ちていると考えております。先達のおかげで視覚障がい者の世界でも医療から福祉への道、ここは繋がるようになりました。ただ、福祉から就労への道、これは未だ厳しいものがございます。視覚障がい者にとって就労は今でも高いハードルのままです。仕事したい、就労の分野で社会参加したい。そう願う視覚障がい者は多いです。
 そういった視覚障がい者の力を発揮できる場所。そうです。視覚障がい者の新しい就労モデルとして今回のきらり☆ことばプラスプロジェクトを発足させました。
 

潜在的な表現力を引き出すブラインドメンター

 アイデアにつきましては、私の日頃の会社員としての仕事からヒントを得ております。現代社会では、情報の8割は視覚から得ると言われております。その8割を持たない私は、職場において、音声パソコンで多くの文字情報は得ることができますが、画像を含め、まだまだ読み上げない情報もございます。そういった読み上げない情報については晴眼者の同僚に説明をしてもらってます。同僚の説明も当初は的を射ない適切ではない状況でした。当然です。目の見えない相手に説明する、そういった経験がなかったからです。しかしながら、私からの質問を含め、日々会話のキャッチボールをしている中で、いつしか同僚の説明が的を射た適切なものに変化していました。これは、説明する相手が見えない私だから、そう感じました。
 見えているもの同士であれば、見えてるでしょうと、分かるでしょうということで言葉を省くことがあります。ただ、見えない私に対してはそれは無理です。実は、見えない相手に言葉だけで説明できる。これは相当高いプレゼンテーション能力、コミュニケーション能力を要します。相手が見えない私だからこそ同僚が潜在的にもっている表現の引き出し、これを引き出すことができたのではないかと思っております。まさしくこの潜在的な能力、相手の潜在的に持っている表現の引き出しを引き出す力、これがコミュニケーションにおける視覚障がい者の持つ力ではないかと思いました。
 
 現代社会では、インスタ等、ビジュアルで会話する、そういったことが主流になりつつあります。X、SNS、時にはスタンプだけで会話が成立します。ショートメッセージには強くなります。ただ一方、ビジネスの場においてはスタンプだけでお客様に返答する、まずありえません。時に、上司への説明で詳細な説明も求められます。幼少期からSNSに慣れ親しんだ若年層の皆様方には、こういった言葉によるコミュニケーションを若干苦手にされているなという実感がございます。いわゆる最低限の社会人力といったものです。就職するまでにこの最低限な社会人力、これを身につけていただくために、実は、我々視覚障がい者が持っている相手の表現力を引き出す潜在的な力が活用できます。
 

教育の現場で育むべき表現力・コミュニケーション力

 実際、大阪YMCAのイベント、とさぼりカーニバルというものがございますが、ここで多くの子どもたちが写真を題材にして、我々見えない視覚障がい者にその写真を説明する。そういったセッションを実施いたしました。子どもたちの事後のアンケートでは、学校の勉強より面白い、自分の説明で見えない人が理解してくれたことがとても嬉しかった、またやりたい、こういった回答が多くございました。これは小学生、中学生、高校生を問わず同じ方向性の回答でした。
 私は、現在の日本の学校教育について語れるほどの知識はございません。ただ、今でも現場では子どもたちが自分の考えを自分の言葉で表現する、アウトプットするそういった授業がまだまだ少ないのではないかと感じております。実社会では価値を生み出すこと。これはとても大切なことです。一方その価値を伝えること。これもまた大切なことです。価値を生み出すこと、そしてその価値を伝えること。これは大切な両輪です。その両輪の一方をなす、伝えること。ここには表現力豊かなコミュニケーションが必要となります。
 

コミュニケーション研修のご提供

 先ほどの大阪YMCAのイベント、とさぼりカーニバルでは、子どもたちに加え、多くの親、ミドル、シニアも参加いただき、同じく写真を題材として私たちに説明をしていただきました。セッションの後のアンケートでは、大人の皆さんからとても注目する回答がたくさんございました。多くはこのプログラムは子どもたちのコミュニケーション能力に寄与するだろう。そういったものに加えて、このプログラムをうちの会社の若手に受けさせたいと、こういった回答が実に多くございました。自社の若手に受けさせたい。
 そこで我々きらり☆ことばプラスではチーフプロデューサーの石川佳子の下、教育現場でのプログラムはもとより、企業様において社員研修にご利用いただける、そういったプログラムを構築し様々なご要望にお答えしております。実際複数の企業様から社員研修として導入いただいております。中には基礎編を経て、より自社の事業内容に近いプログラムにカスタマイズして欲しいというご要望もございまして、今では基礎編に加えてアドバンス編もご提供しております。
 

ブラインドメンター養成講座の開講

 では、見えない障がい者であればこのプログラムを遂行できるかと言えば、それはNoです。やはり相手との適切な会話、相手の表現力を引き出す。そういった質問には一定のスキルを要します。我々はこのスキルを要するものをブラインドメンターとしております。大阪YMCAではこのブラインドメンターを養成する講座を開催しております。2024年度、10名の視覚障がい者が養成講座を受講してくれました。おかげ様で10名全員養成講座を修了し、現在ブラインドメンターとして活躍してくれています。
 

ブラインドメンターによるコミュニケーション研修をぜひご活用ください。

 企業の皆様方、御社の社員の皆様のコミュニケーション力はいかがでしょうか? 相手の立場に立ったコミュニケーションができておられますか?お客様との会話、特に電話での会話はいかがでしょうか?見せるパワーポイントの資料は作れます。ただその資料の本質を言葉で語ることはできますでしょうか?そういった課題に我々のプログラムを是非ご活用ください。
 教育現場の皆様、子どもたちが自分の考えを自分の言葉で表現できていますでしょうか?御校独自の時間割りの中に、総合の時間の中のプログラムとしてご検討ください。
 全国のお父様、お母様、マニュアルには強いが臨機応変なコミュニケーションが苦手だとお子様のそういったご懸念の払拭に我々視覚障がい者の持つ力をご利用ください。
 そして、働きたい、そう願っている障がい者の皆様、皆様の持っておられる潜在的なコミュニケーション能力、その能力をブラインドメンターとして生かしてみませんか?
 企業研修に、教育現場に、そして社会参加にも、もし、きらり☆ことばプラスにご興味を持っていただきましたら、本サイトにございます問い合わせ先にご一報ください。
 そして、我々のきらり☆ことばプラスのプロジェクトをボランティアとして一緒に活動したい。そう思っていただける皆様、同じくサイトにありますお問い合わせ先にご一報ください。
 
 皆様、ダイバーシティ、SDGsの世界を一緒につくってまいりましょう。
 ご清聴ありがとうございました。

ブラインドメンターとは、表現・コミュニケーションの専門的なトレーニングを受けて登録された視覚障がい者です。ブラインドメンター及びその名称によって提供されるサービスは、創案者の岡田太丞および大阪YMCAにより登録された商標です。

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〒550-0001 大阪市西区土佐堀1-5-6
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